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連想到達術の秘法/謎掛けの極意に似て…

 
 「連想トレーニング1―いもづる式」のところで、連想が堂々巡りをしたあげく、閉じた輪になってしまうことについて述べました。

 たとえば、「ヘビ」からスタートして、「ヘビ―タマゴ(飲み込む)―産卵―ウミガメ―爬虫類―両生類―カエル―ヘビ」となってしまうような場合です。発想が動物から抜け出せず、あげくの果てにイメージが元に戻っています。

 自然な連想を続けながら、閉じた輪にならず、別の世界へ発展して行くにはどうしたらよいのでしょうか? それは、「到達点をあらかじめ設定した連想トレーニング」をすることです。図で表すとこうなります。

 単語A―○○―○○―○○―○○―単語B

 任意の「単語A」から、いくつかの連想を経てまったく無関係な「単語B」に到達するゲームです。できるだけ少ない連想回数で到達するのがよいのはいうまでもありません。間に入る単語は5つ以内にしたいところです。慣れてくると3〜4回の連想で到達できるようになります。

「ヘビ」の例でやってみましょう。到達点は「ようかん」とします。

ヘビ―○○―○○―○○―○○―ようかん

連想例: ヘビ―カエル―牛―牛乳―ようかん

 「カエル」からイソップ物語の「牛」を連想し、牛乳からは子供の頃よく作ってもらった「牛乳ようかん」を自然に連想しました。

 ところで、噺家やお笑いタレントなどが余興でよく謎掛けをやりますね。たとえば、

 「特急電車と掛けて、何と解く?」
 「たんつぼと解く」
 「その心は?」
 「どちらも駅(液)を飛ばします」

というようなたぐいのものです。

 この場合は、「駅」と「液」を掛詞として使っていますが、謎掛けの場合はこの掛詞や、同じ言葉でも別の意味や用法で、無関係な単語同士を結びつけるわけです。連想回路は次のようになっています。

連想回路: 特急電車→〔駅→液〕→たんつぼ

 謎掛けでは、〔 〕の部分をいかに素早く思いつくかがポイントになります。やはり、それなりのトレーニングをしないとできないようです。

 連想到達術は、謎掛けと違って、間にいくつ連想が入ってもよく、また目標となる単語が決まっていますから、やってみると意外に簡単です。さっそく例題にチャレンジしていただきましょう。

連想到達術の実例

 物事の価値のわからないたとえとして、「猫に小判」とか「豚に真珠」などと言いますが、この言葉を知らないものとして、自然な連想で「猫」から「小判」、「豚」から「真珠」に到達してください。

 @猫―○○―○○―○○―○○―小判
 A豚―○○―○○―○○―○○―真珠

●連想例
 「猫」からは「ねずみ」「猫騒動」「ペルシャ猫」の3通り、「豚」からは「とんかつ」「豚皮のかばん」の2通りを連想してみました。どこから進んでも目的地に到達できます。

 @猫―ネズミ―土蔵―ガラクタ―お宝―小判
   猫―猫騒動
―時代劇―埋蔵金―小判
   猫―ペルシャ猫
―ペルシャ王朝―金銀財宝―小判

 A豚―とんかつ
―ステーキ―ぜいたく―セレブ―装飾品―真珠
   豚―豚皮のかばん
―サラリーマン―出張旅行―伊勢志摩―真珠

【練習問題】

それでは、最後に練習問題です。連想例は、初めの2つだけ示しておきます。

 @パソコン―○○―○○―○○―○○―花粉症
 Aゴールデンウィーク―○○―○○―○○―○○―ワニ
 B1万円札―○○―○○―○○―○○―つり橋
 C入道雲―○○―○○―○○―○○―三面鏡
 D銀行―○○―○○―○○―○○―かつら
 E武器―○○―○○―○○―○○―盆地
 Fヤマアラシ―○○―○○―○○―○○―携帯電話
 G花見―○○―○○―○○―○○―織田信長
 H数学―○○―○○―○○―○○―ハイエナ
 I焼肉―○○―○○―○○―○○―弁証法

●連想の一例(@Aのみ)
@パソコン―配線―電線―鉄塔―山―杉―花粉症
Aゴールデンウィーク―行楽―動物園―ワニ

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