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アイデアを生み出す法則“SCAMPER”

 アイデア発想法としては、70年以上も前にアレックス・オズボーン(米)が提唱したブレーンストーミングが有名で、今日でもよく使われています。実はそのオズボーンがもう一つ、「オズボーンのチェックリスト」というものを考案していたのです。あらかじめ準備した9つのチェックリストにテーマ(問題点)をぶつけることによって、新しい発想が生まれるというものです。

 表題の「アイデアを生み出す法則“SCAMPER”」は、そのオズボーンのチェックリストを改良したものです。同じ米国のボブ・エバールという人がチェックリストを7つに整理し、“SCAMPER”と名づけました。

 アイデア発想力は一つの才能ですが、決して生まれつきのものではありません。訓練次第で伸ばすことのできる「技術」でもあるのです。そして、7つのチェックリスト“SCAMPER”を使っていくうちに、誰でもそれまでの数倍以上もアイデア力を伸ばせるはずです。

 前置きが長くなりましたが、“SCAMPER”をご紹介しましょう。

 @代用品はないか = Substitute?
 A結びつけることはできないか = Combine?
 B応用することはできないか = Adapt?
 C修正、あるいは拡大できないか = Modify?
 D他の使い道はないか = Put to other Purposes?
 E削除か、削減できないか = Eliminate?
 F逆にするか、再編成できないか = Reverse or Rearrange?

 英語の頭文字をつなぐと“SCAMPER”になることに気がつきましたか? 記憶法のおまけまでついて9つのチェックリストよりもシンプルなので、こちらのほうが使いやすいでしょう。

 ちなみにオズボーンのチェックリストは、

 @転用、A応用、B変更、C拡大、D縮小、E代用、F再利用、G逆転、H結合

というものです。最初に発想のチェックリストを考案したオズボーンの偉大さは変わりませんが、それを最後の「結合」の法則で改良し、覚えやすい名前をつけたエバールの仕事もまた立派な創造といえるでしょう。

 なお、SCAMPERよりもシンプルなものとして、“加減乗除”の発想法があります。足し算、引き算、掛け算、割り算をしてみたらどうかというものですが、観念的でわかりづらい部分もあります。

 たとえば、足し算、引き算は先のチェックリストに照らし合わせてもわかりやすいのですが、掛け算、割り算とは具体的に何かということになります。

 
 割り算は「問題点を分解して考える」ということで納得できるのですが、掛け算は「異質なものとの掛け合わせ」だとか…。当然、足し算以上のものを期待するのでしょうが、それは足し算でも同じこと。〔1+1=2以上〕を期待する点で変わりはありません。“加減乗除”法は単純化しすぎて、SCAMPERに比べて実用性に乏しい感じがします。

 ということで、当サイトとしてはアイデア発想法として、SCAMPERとブレーンストーミングをおすすめします。

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