記憶法&発想法―頭がよくなる脳の使い方
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記憶術の技法A
擬人法は記憶術の必須テクニック

初めての記憶術レッスン&練習問題」のところで、記憶術は桃太郎や浦島太郎と同じだと述べました。これは、記憶術が日本昔話のように奇想天外なストーリーを作って覚える技術だという意味ですが、その中でも中核となるのが擬人法です。

 昔話では、鶴や亀、犬、キジ、キツネなどの動物だけでなく、木や石、山、月などの無生物までが人間のような感情を持ち、話すことができます。でも、子供は誰もそれを不思議に思いません。空想の世界は約束事がなく自由奔放なのです。

 記憶術のイメージ作りでは、大人になってすっかり忘れてしまった自由な空想の世界を取り戻し、利用します。空想力には個人差がありますが、擬人法というテクニックを一つ使うだけでその差は一気に縮まるでしょう。

 それでは例題です。解説を読む前に、あなたなりのイメージを頭に描いてください。擬人化するのは先に書いてある「鹿」「目覚まし時計」です。

@鹿―三輪車
A目覚まし時計―とうもろこし

擬人法による記憶イメージの解説

@鹿―三輪車
 鹿を擬人化するのは簡単だったと思います。「鹿が三輪車に乗っている」映像がぱっと頭に描けたと思います。鹿の角を誇張してイメージ化すると、より忘れにくくなります。

A目覚まし時計―とうもろこし
 この例題では擬人化してイメージすることが決まっていますから、何とかできたでしょうか? でも、何のヒントもなければ次のように結びつける人が多いのです。

 「極めて弱い合体イメージ」〜「イマイチのイメージ」の例
 A.目覚まし時計が鳴ったので見ると、とうもろこしがあった。
 B.目覚まし時計の上にとうもろこしが置いてあった。
 .目覚まし時計でとうもろこしを打ち砕いた。

 合体したイメージの強さからいえば、Cがいちばん強く、AとBは結びつきが極めて弱いといわざるを得ません。特にAは目覚まし時計ととうもろこしの直接的な関わりが見えません。これではすぐに忘れてしまいます。

 C案は記憶術らしいイメージになっており合格ですが、次のように擬人化したイメージの強烈さにはかないません。

 正解例:目覚まし時計がとうもろこしにかぶりついた

 目覚まし時計を人の顔に見立て、3時と9時の場所に手をつけ、下に足をつければ擬人化の完了です。目覚まし時計クンの動作は、正解例に限りませんが、とうもろこしのイメージも印象に残るような絵を描くことが大切です。

 一般に動物は擬人化しやすいのですが、植物になると意識しない限り擬人化を思いつきません。まして、家具、電化製品、文房具などの無生物を擬人化する発想は、なかなか思いつかないでしょう。何もかも無理やり擬人化する必要はありませんが、ぱっと強い結びつきがイメージできなかった場合は、擬人化というテクニックを使ってみてください。

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