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間違いだらけの記憶術情報1(書籍)

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興味本位の本や広告、クチコミの情報を信じますか?

 記憶術に関してネットで調べると、様々な情報が飛び交っています。「誰でもすぐにできて驚異的な暗記効果が発揮できる」という、書籍や教材販売の側からの広告宣伝と、「記憶術をやってみたけどうまくいかない」「記憶術はインチキ」という体験者の側からの情報です。

 「記憶術にだまされた」という方は、我田引水の誇大広告気味なコピーを鵜呑みにして甘い夢を見たため、その反動が大きいのでしょう。でも、悪口を言う前に、本当に努力をしたのかどうか…。

 しかし、「記憶術の指導書」が内容的に不十分な場合は、本人の責任とはいえないかもしれませんね。購入する前に十分なチェックを怠った若干の非はありますが…。

 中には十分な内容説明がなく「これを買えば記憶術のやり方がすべてわかる」と銘打った通販教材もあります。売る側に問題があることはもちろんのことですが、中味もわからず買うというのも、性善説に立った甘い考えといえるでしょう。まあ、性悪説に凝り固まって、企業やお役所はみんな悪いことをするものだと決めてかかる方は、もっと困った存在ですが…。いずれにしても、「被害妄想」的になる前に、いい意味で「利口」になりましょう。

 さて、「間違いだらけの記憶術情報」は、書籍クチコミ広告の3テーマに分けて述べます。まずは、記憶術の書籍について検証してみましょう。

記憶術は市販本で身につくか?

 記憶術は、市販の本を読めばできるようになるか? これは多くの方が関心を持っていることでしょう。結論からいえば、選んだ本にもよりますが、ほとんどの方には難しいでしょう。

 勘のいい人がいい本にめぐり合えば、試験対策に応用できる一歩手前まではできるようになるかもしれません。また、創造力のある方なら、二、三冊の異なる編集方針の本を選び、時間をかけて研究すれば、受験への応用レベルまで習得できるでしょう。

 でも、そうではない普通の方は、「ランダムに並んだ具象的単語を20個ほど、たちどころに覚えて、人を感心させる程度」がせいぜい…。記憶術を実用に生かすにはちょっと遠いのです。

書籍では記憶術の習得が難しい二つの理由

 大多数の方にとって、市販本で記憶術の習得が難しいと思われる理由は二つあります。

 一つは、記憶術のノウハウを様々な試験科目に応用できるレベルまで説明するには、単行本は情報量が少なすぎるということです。A5判250ページ程度の本で詳しく解説しようとすると、必要な記憶術の3分の1程度しか進みません。記憶術の応用法まで解説しようとすると、例題やトレーニング法をはしょって骨組みだけの解説になってしまいます。いずれにしても「帯に短し、たすきに長し」です。

 
 二つ目の理由は、出版する側の編集方針の問題です。本は売れなければ出版社が損をします。だから、本をたくさん売るためには、内容を広く、浅く、センセーショナルにしなければならない、ということになります。一般的に本は、専門的になればなるほど興味を持つ人が少なくなり、多くは売れなくなります。そこで小部数にすれば、相対的にコストが上がって定価を高くせざるを得なくなくり、さらに売れなくなります。

 必然的に記憶術の市販本は、記憶術がどんなに優れた奇跡的な方法か、どうしてそんなことができるのか、といった興味本位の啓蒙的な内容が中心になります。また、時には著者をカリスマ化するための記述が延々と続く場合もあります。“能力開発物” によくある編集パターンです。そして、肝心の記憶術の具体的な方法については、入門程度の説明でお茶を濁すことになります。

 なお、著者の名誉のために付け加えておきますと、役に立たない本があったとしても、その責任は著者よりも出版社(編集長および編集担当者)により多くあると思います。そもそも、実用本では著者が直接原稿を書くことは少なく、多くは取材や資料を基にゴーストライターが書くものです。もちろん、最終的チェックは「著者」が行うのですが、それは間違いをチェックすることが中心になります。

 最後に、記憶術の書籍を1冊選ぶなら、覚え方の具体例や様々なパターンの応用例が多く、編集方針に誠実さが感じられるものがよいことを付け加えておきましょう。

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