記憶法&発想法―頭がよくなる脳の使い方
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覚え方を工夫した よくある記憶法

 記憶術がどういうものかをお話しする前に、焦らすようですがもう一つ、記憶術とは異なるさまざまな覚え方の工夫について触れておきましょう。昔から効果があるとされた方法で、多くの方が試されていると思いますが、まとめてみました。

声を出して唱える

 声を出して唱えることは、自分の発声器官を使い、文字という視覚情報だけでなく聴覚情報も同時に取り入れますから、脳が多角的に活動することになります。理屈の上でも記憶にプラスになるはずです。寺子屋時代から行われていた一般的な学習法です。

リズムに乗って調子で覚える

 同じ唱えるにしても、日本語独特のリズム感を生かして唱えると覚えやすいものもあります。
有名なのは十二支春の七草です。

 「ねーうしとら うーたつみー うまひつじ さるとり いぬい」
 「せりなずな ごぎょうはこべら ほとけのざ すずなすずしろ 秋の七草」 

 十二支は「3・3/2・2・2」のリズムに乗せます。また、七草は「五七五七七」と短歌のリズムになっています。ただし、これらはうまくいった特殊な例で、この方法で覚えられる事柄は相当に限定されます。

 掛け算九九なども声を出してリズムで覚える方法ですが、機械的な暗記力にすぐれた小学生だからこそ、速く覚えられるのでしょうね。

キーワードは紙に書く

 固有名詞や化学物質名、難しい漢字や時事用語などのキーワードは、実際に紙に書いてみると、視覚に加えて指先の複雑な運動が入りますから、印象が強まります。

図解は自分で書いて、理解を深める

 参考書のまとめにある図解は、ノートなどに書き写してみると、理解が深まり、覚えやすくなります。記憶は理解の程度にも左右されますから、遠回りのようでも、単純に図解を眺めているより効果的でしょう。

各項目の頭文字をつなげて覚える

 いくつかの項目の頭の文字だけをつなげて、思い出すきっかけを作る方法です。昔から有名なものに惑星の順番の覚え方がありますね。

 水金地火木土 天海冥

 ちなみに、最後の冥王星は今では惑星の仲間から外されています。

 
 この他に、「むすめふさほせ」という意味ありげな呪文があります。小倉百人一首のうち、頭の文字が1つしかない句が「む」以下7つあるというものですが…。

 たとえば、「む」は「むらさめの〜」で始まる一首しかないという意味です。しかし、百人一首を覚える上でも、競技をする上でも、あまりプラスになっているとは思えません。

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